子どもの日本語(JSL)教材の蔵

日本語教師による「かゆい所に手が届く」を目指したJSL教材紹介ブログ。個人的見解の備忘録でもあります。

ひらがな・カタカナを教える②書く編

前回に引き続き、初期指導で必要なひらがな・カタカナ指導について、

今回は「書く編」です。

 

前回記事はこちら

 

jslkyouzai.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

1、書く練習

読む練習と同じく、一般的な幼児、小学生向けの教材が豊富にあります。

書店だけでなく、100円ショップやダウンロード教材で探してみるのもおススメです。

 

1)公文 書きかたカード(ひらがな)

https://www.kumonshuppan.com/card/card-syousai/?code=51437

 

 

付属のペンで何度も書いたり消したりできるのが楽しいようで、喜んで取り組む子どもが多い印象です。

書き順にも注意が向くようにできています。

 

 

2)ダウンロード教材 ちびむすドリル幼児の学習素材館

happylilac.net

おなじみの「ちびむす」には様々なひらがな・カタカナ教材があります。

その中でよく利用するのは

 ひらがなを書く練習 【言葉】

です。

1枚のプリントに1つのテーマのことばがいくつかあり、書く練習ができます。

ひらがなと一緒にことばを覚える練習ができるのがおすすめポイント。

<わたしの使い方>

ひらがな部分を付箋で隠しておいて、まずは絵を指して「何?」と聞きます。

付箋をはずして、答え(ひらがな)を読んで確認、なぞって練習します。

一通り終わったら、また付箋を貼って、再度「何?」と言葉を確認、

さらに書く練習をします。

 

同様のプリントは

幼児・小学生の無料プリント | ぷりんときっず

にも豊富です。

 

3)背中に書いた字当てクイズ

 

集中力が切れてきたとき、ちょっと楽しい練習がしたいときにおすすめです

 

やり方は簡単。

互いの背中に字やことばを指で書いて、書かれた側が当てるクイズです。

まずは指導者が書いて「なに?」と聞くと、やり方はすぐに理解してくれます。

子どもを出題側にして、出題する字を

 

  本人が決める

 →文字のカードを引く(書写する)

 →ことばのカードを引く(書写する量が増える)

 →絵のカードを引く(書く+語彙)

 →第三者に言ってもらう(聞く+書く)

 

とすると難易度が上がります。

わたしは今まで低学年の子どもとしかやったことがありませんが、

だいたい喜んでやってくれました。

 

今回はここまで!