教材「日本語学級1 初級必修の語彙と文字」
今回は「日本語学級1 初級必修の語彙と文字」をご紹介します。
この記事は
- 全然日本語が話せない子どもに日本語を教えることになった人
- クラスに全然日本語が話せない子どもが来た学校の先生
- 日本語教師だけど年少者には不慣れな人
におすすめです。
教材情報
1、こんなテキスト
- 日本語が全くできない(ゼロ初級)子どもが対象
- 学校生活に必要なサバイバル語彙、表現、ひらがな・カタカナが学べる
- イラストが多用されていて、ことばによる説明不要
2、おすすめポイント
- クスっと笑えるイラストやゲーム的要素が含まれた練習など、子どもを飽きさせない
- 指導者向けに「どのように使うか」が細かく書かれている。
例)1「いい・だめ」
①イラストを指して、「いい」「だめ」と言う
②イラストを指さし「いい」「だめ」と言わせる
(耳に手を当てるポーズで言うのを促す)
③ひらがなが書ける場合は、書かせる
日本語をはじめて教える人にも使いやすい。
初心者は使うことによって、
日本語がわからない子どもとのコミュニケーショのコツがつかめる。
- 準備がそれほど要らない。
3、わたしの使い方&レビュー
日本語ゼロの子どもには、まず使ってみようと思うテキストです。
指導に必要なことはだいたいテキストに入っている(他に副教材の準備などしなくても使える)ので、テキスト通りに進めます。
わたしの場合は、週に一回一コマだけなので、1課から使い始めますが、
1週間後には次の課の内容はすでに生活の中で覚えていることも多々あり、
そういう場合には
・導入部は飛ばして、練習、確認だけをする
・ひらがなで書いてみる
・課ごと飛ばす
などしていました。
1週間に1回ペースだと、テキストを順番通りにすべてやるケースは少ないですが、
本来は毎日学習できる環境で、短期集中で使うのが効果的な教材だと思います。